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落語の小咄にこんなのがある。
「夏の暑いときにお日さんとお月さんと雷さんが、三人で旅に出かけました。翌朝、雷さんが目を覚ますと、連れの二人がもう居ない。番頭を呼んで『番頭さん、連れの二人は、どうしたい』と聞くと『早いお発ちで御座います』とこたえる。
雷さんは、腕を組んで『月日の経つ(発)のは早いもんだな』と言うと番頭が『雷さんも、朝発にされますか』と聞く、するとおいてきぼりにされた雷さんは一寸悔しい物だから『私は夕立(発)にしよう』と言いました」
三人旅のお笑いの一席。
三人旅は、一人馬鹿と昔から言われている。三人で旅をすると何となく一人が、浮いて、のけ者になって、おいてきぼりになるということらしい。
高校時代の友人Nと大学へ入ってから知り合ったIと私の三人で九州を旅したときのことである。
私の仲介でNとIは東京で度々会って旅行計画を立てていた。
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